全米不動産のデータによると、全米で7月の一軒家のセールスが1%下がったのに対し、コンド物件のセールスは去年より12%下がったそうです。
フロリダ州ではフォートメイヤーズはセールスは上がっているけど、デイトナビーチは下がっていると報告があり、場所によって違いそうです。
ただ、今までは一軒家の価格が急激に上がりすぎ、コンド物件の価格が妥当な価格に思えセールスも順調だったのが、住宅金利の上昇と共にコンド物件のセールスも下がりつつあるように思えます。
加えて、コンド物件の問題はアソシエーション費用の急上昇にあります。
2021年にフロリダのサーフサイドで起きたコンドの建物が崩壊し大きなニュースになりました。築1981年の建物でしたが、メンテナンスを怠っていたのが原因だったそうです。この事故の後、フロリダ州ではコンド物件建物のメンテナンスが見直されるようになり、アソシエーションはメンテナンス・コストを補うために追加アソシエーション費用が発生しました。更に、火災保険料も高騰していますのでアソシエーション費用の上昇は避けられないと思います。