住宅価格の変動
2021年の10月から2022年の6月まで、住宅価格の前年比率が20パーセント以上と
急激な価格上昇を続けたオーランドの不動産マーケットでしたが、
22年6月の$387,000をピークに価格は下がりました。
マーケットに出したらオファーが殺到すると言う状況は終わり、
今は、数週間誰も見に来る人がいないと言う物件も。。。
12月の住宅価格中間値は$353,200で、前年比率は3.88パーセントでした。
2023年度のオーランド不動産マーケットはどの様に動いていくのでしょうか?
住宅金利
30年の住宅ローンの金利は、一時7パーセントをこしたものの、
最近は6パーセント台で落ち着いています。
今後の金利は若干下がるかも知れませんが、インフレ率や経済の動向によって左右されると思いますので、2023年は6から7パーセント台で落ち着くと思います。
金利が7パーセントを越すようであれば住宅の売れ行きに大きく影響を及ぼし、住宅価格の下落に繋がっていく可能性が高いでしょう。
物件の在庫数
通常不動産マーケットでは、6か月分の在庫数があれば需要と供給のバランスが取れた状況と言われています。
2021年の12月のオーランドの物件在庫数は2,586軒で僅か0.68月分の在庫数とかなり低かったです。それが、22年の12月には6,351軒で2.85月分の在庫数迄増えています。このまま在庫数が増えて行けば、バイヤーの選択肢が増えますのでバイヤーのマーケットになっていきます。
今は買い時か?
住宅金利は2021年の様な3パーセント台に戻る可能性はなく、6パーセントから7パーセント以上になる可能性が高いのでファイナンス購入のバイヤーには厳しいでしょう。又、物件価格の急激な下落もないと思います。しかしながら、価格や修理コストの負担等の交渉を受け入れて、適正価格(アプライザル)での購入が可能でしょう。
今は売り時か?
物件の在庫数は増えていますが、3か月分未満なので未だセラーのマーケットと言えますし、今、家を売っても金利が高いため、家を売りに出そうと考える人も急激に増えるとは思いません。金利が下がっても、インフレで不景気が続けばバイヤーが増えるとは思えず、今までの様に物件価格の上昇も期待出来ません。ある程度のコンディションで家が売れた21年22年ではないので、先ずは家のコンディションをアップデートし、バイヤーの購入意欲を持たせる様にしましょう。更に、ダウンペイメントを援助したり、セラーファイナンス等クリエイティブなオファーにも対応した方が良いと思います。
Source from Orlando Regional Realtor Association