数年前は物凄い数だった銀行抵当物件も、
アメリカ経済の復活と共に、家の売買も息を吹き返し、
銀行抵当物件も最近は段々と少なくなってきました。
しかし、まだ底は見えていません。。。。
RealtyTrac Incから悪いニュースが届きました。
フロリダ州の住宅302軒に1軒が銀行抵当物件となり、
全米一位になりました。(全米平均の約3倍です)
フロリダ州でもマイアミが一番悪く、209軒に1軒。
オーランドはフロリダ州で7位で、336軒に1軒でした。
上の図はフロリダ州における、今年5月のフォークロージャーの状況です。
青色は銀行抵当物件になる前(支払いが遅れ、銀行から通知を受けます)、
オレンジ色はオークションとなる割合(銀行抵当物件となる前の手続きに入った状態)、
赤色は既に銀行抵当物件となった割合です。
銀行抵当物件になりそうな物件数は、先月より増えていますが、
去年よりも16%しか上昇しておりませんので、
銀行抵当物件になりそうな物件は減ってきていると言えるでしょう。
逆に、オークションの割合は去年よりも約80%の上昇です。
住宅価格の上昇を見せたのが理由で、
銀行が積極的にオークションに出して、物件を処分しようと言う動きが見られます。
結果、まだ暫くの間は銀行抵当物件が出てくると思われます。