アメリカで新築の家を建てる場合は、
注文住宅は富裕層が対象で、殆どの場合が建売住宅となります。
新しいコミュニティには、数社のビルダーがモデルハウスを展示していますので、
ご予算に応じて、場所と気に入ったフロアプランを選びます。
細かい内装等はデザインセンターで決め、最終的な設計図が出来上がります。
その設計図に従って、ビルダーのプロジェクト・マネージャーが建築現場を仕切ります。
更に、設計図通りに家が建てられているのを確認するために、
建築の途中過程で数回、現場でプロジェクト・マネージャーとのミーティングが行われます。
完璧なシステムの様に思われますが・・・。
ミーティングやプロジェクト・マネージャーだけに頼らず購入者自身も実際に建築現場を見に行く事を勧めます。
頼んだ物と違った物が取り付けられていたり、取り付けられていなかったり、
取り付ける場所が違ったり、雑な取り付けがされていたり等々があります。
それらの間違い箇所は、指摘されるまで修繕されずに進みます。
構造的な間違いは、公的なインスペクションで指摘されますが、
細かい間違いは、クロージング迄見過ごされる可能性もあります。
勿論、入居後に間違いや不都合が見つかれば修繕してくれます。
でも、出来る限り間違い箇所早めに直して欲しいので、
建売住宅を購入されましたら、出来る限り建築現場を見に行くようにする事を勧めます。
下の4枚の写真は、指摘した後にビルダーによって修繕されていく過程。
本当はオープンなリビングルームだったのが、ドアが付けられるルームになってしまっていました。