広大な土地に恵まれた大自然、ハリウッドスターに派手なエンターテイメント、そしてメジャー・スポーツと色々な面で楽しめるアメリカのライフ・スタイルは、世界の憧れの場所です。グローバルな世の中になった現在、不動産価格が急落したアメリカの土地を求めて世界中からアメリカへの不動産投資家が増えています。
復活の兆しが見える不動産業
全米不動産協会からの2012年9月の報告で、住宅物件の売り上げは順調に伸びており、全米の住宅価格中間値の前年比も6ヶ月連続で上がっています。以前6ヶ月連続で前年比よりも高かったのは2005年の12月から2006年の5月までであり、不動産バブルが崩壊する直前でした。更に新築物件の売り上げも2010年以来最高の記録を残していています。それでも、まだまだ銀行抵当物件の数が多いので完全に復活したとは言えませんが、その兆しは見えています。
世界最大の経済大国
世界的経済恐慌にも関わらず、依然としてアメリカは世界一の経済力を誇っています。更に今年に入って少しずつ失業率も下がり、雇用率は良くなっています。
政治的影響力
2012年の9月、FAB(連邦準備制度)は景気刺激策の一つとしてモゲージ担保債務の400億ドル(約3.2兆円)を改善されるまで毎月買う事を発表しました。更に2015年半ばまでは、現在の既に底値の金利も上げる可能性もないと発表されています。
米国賃貸マーケット
銀行の差し押さえで 家を手放した人やファイナンスの審査が厳しくローンを得る事ができない人達が増え、賃貸のマーケットは伸びています。賃貸の需要が高いのに比べ、供給は少ないので、その結果アパート等の空室率も下がり、家賃も上昇するような状況がアメリカ各地で報告されています。
キャピタル・ゲインの期待
アメリカで不動産バブルが弾け出したのは2006年頃からですが、その頃と比べると物件価格は3割から地域・場所によっては5割以上も値下がりました。2012年の価格は既に底値に達し、上昇の兆しを見せていますが、まだまだ低価格です。この時期に物件を購入し、5年から10年ほど賃貸マーケットに出して保有すれば、売却時には大きなキャピタルゲインが期待出来ます。
成熟した中古物件マーケット
家は一生の買い物ではなく、環境に応じて変化させようと考えるアメリカ人は、平均して7から8年に一度家を買い換えると言われています。その為、中古物件であってもロケーションやコンディションが良ければ、物件の価値は下がらず、マーケットに合わせて上昇して行きます。